2025/12/05
いくつ知ってる?消防設備の種類と役割
消防設備は、建物や施設の火災リスクを軽減し、住民や利用者の安全を確保するために不可欠な要素です。
しかし、一般の人々にとっては、その種類や役割がよく理解されていないことがあります。
本記事では、さまざまな消防設備の種類とそれぞれの役割について詳しく解説していきます。
火災の発生時に備えて、どのような設備が必要であるかを理解し、安全な生活を送るための知識を身につけましょう。
-
消防設備の種類は全部で5種類
消防設備としては以下のような5種類があります。
● 消火設備
● 警報設備
● 避難設備
● 消防用水
● 消防活動上必要な設備
消防設備や警報設備・避難設備・消防用水・消防活動上必要な整備といったものになります。
下記では上記の消防設備5種類に関して、詳しい内容を記載していきます。
消火設備
一番オーソドックスかつ消防設備として頭に浮かびやすいのがこの消火設備にあたるもので、消火器やスプリンクラーなどになります。
水バケツや水槽・乾燥砂はまとめて簡易消化用具と呼ばれ、これも消火設備となり消化するための道具となっています。
他にも動力消防ポンプ設備など、基本的には消火活動を行うための道具・設備がこれに分類されますね。
警報設備
建物内などで消化が発生した際に周囲へと知らせる設備で、自動火災警報設備や消防機関へ通報する設備などがこれになります。
火災時には炎以外にもガス漏れや漏電などが発生することがあり、それぞれガス漏れ火災警報設備や漏電火災警報設備といった設備によって発生したことを教えてくれます。
また予め録音されたアナウンスなどが流れて避難することを誘導してくれるような非常放送も、警報設備の1つになっています。
避難設備
火災発生時建物の中にいる人を素早く外へと脱出させてくれる設備が避難設備になります。
一番わかり易いのが避難梯子のような避難器具で、火災以外の非常時の際に外へと脱出できる設備になっています。
夜中や電気が切れてしまって足元が見えなくなっているような時に、明かりなどで非常口へと誘導してくれる誘導灯も避難設備に分けられます。
消防用水
こちらは一般の住宅などではあまり見られないものですが、消化目的で利用できるように貯められている水を消防用水と呼びます。
消防士の方々が消火活動を行う際に必要となる水となっており、消防水槽やプールなんかがこれにあたります。
常に規定の水量が貯められていて利用できるようになっていれば、消防用水としての役割を果たしていると考えられます。
消防活動上必要な設備
炎と共に発生した煙を外へと排出させるための排煙設備や無線通信補助設備や蓄電池設備といった設備がこれになります。
警報設備や避難設備と同じ用に火災に限らず、様々な災害が発生した際に使えるようになっている設備です。
非常コンセント設備や自家用発電設備といった設備もこの消防活動上必要な設備に分類されています。
-
一般の住宅ではあまり置かれていない設備
消防設備の中でも一般の住宅ではあまり置かれていない設備として以下のものがあります。
● 屋内、屋外消火栓
● 泡消火設備
● ハロゲン化物消火設備
● 不活性ガス消火設備
● 水噴霧消火設備
屋内、屋外消火栓や泡消火設備・ハロゲン化物消火設備・不活性ガス消火設備・水墳霧消火設備といったものになります。
ここからは、上記の一般の住宅ではあまり置かれていない設備に関して、詳し情報をお届けいたします。
屋内、屋外消火栓
一般の住宅だと建物の大きさなどからあまり置かれていないですが、大きめの建物だと必要になってくるのが屋内、屋外消火栓です。
学校などの大きな建物で警報ベルが鳴らせるボタンのついた白い大きな箱みたいなものが壁に設置されているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
それが消火栓となっており、警報ベルの下に設置されている扉を開けると中に長めのホースが収められていて、引っ張り出して消火活動を行えるようになっています。
泡消火設備
ヘリポート・駐車場といった敷地面積が広大で水を使っての消化だと効果が薄いような場所によく設置されているのが泡消火設備です。
消化のための水に泡消火薬剤を混ぜて、放出する時に空気を吸い込んで作った泡を使って消火活動を行います。
泡で燃焼している箇所を覆って窒息効果と冷却効果の2つの効果により消化させていきます。
不活性ガス消火設備
水や泡ではなく消火剤に不活性ガスを使っており、消化し終わった際の汚染が抑えられるといった特徴を持っているのが不活性ガス消火設備です。
汚染が抑えられるだけでなく電気絶縁性や冷却効果に優れていることもあり、電気室や美術館といった施設に設置されていることが多いです。
不活性ガスによる消火剤での消化によって汚染が抑えられるので、火災後の復旧を早めにできるといった点も特徴的ですね。
ハロゲン化物消火設備
ガスを用いた消火設備の中で薬剤にハロゲンを使っている消火設備がハロゲン化物消火設備と呼ばれます。
元は航空機に搭載する消火設備の一つとして開発されており、ハロンの特性から油火災の際にも効果があるため使われます。
不活性ガス消火設備とほぼ同じ効果も持っているので電気室や美術館といった場所にも設置されていることが多いです。
水噴霧消火設備
水を散布して紹介する設備として有名なのはスプリンクラーですが、工場のような大きめの建物の場合は、こちらの水墳霧消火設備が設置されていることが
多いです。
スプリンクラーよりも細かい粒子状の水を散布することができ、冷却効果に加えて燃えている部分を蒸気で包むことでの窒息効果で消化します。
より広い場所の消化を行うのに向いているため、一般住宅ではない広めの設備に設置されていることが多いですね。
-
消防法上では3つの区分に分けられている
全部で5種類の消防設備をご紹介しましたが、日本で定められている「消防法」では消防設備を以下のような3つの区分に定めています。
● 消防の用に供する設備
● 消防用水
● 消火活動上必要な施設
紹介した中で、消火設備・警報設備・避難設備がまとめて「消防の用に共する設備」に区分されます。
消防設備は防火対象となる建物などに合わせた設備を設置することが重要になります。
-
消防設備・点検のことなら消防設備ワークスへ!
いかがでしたか?
今回は消防設備の種類と役割に関して、詳細な情報をお話いたしました。
消防設備には様々なものがあり、火災が発生した際の消化だけでなく警報や避難関係の設備も消防設備になります。
また「消防設備」ではあるものの、火災だけでなく様々な災害や緊急事態が発生した際に使えるような設備もあります。
消防法でも義務化されている設備もあるので、必ず正しく設置・点検を行いましょう。
消防設備ワークスでは、消防設備工事だけでなく点検も対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
記事検索
NEW
-
2025/11/14非常ベルの誤作動トラブル防止と役割とは?設置基準を解説建物の消防設備の中でも「非...建物の消防設備の中でも「非常ベル(非常警報設備)」は、火災発生時に建物内へ迅速に警報を...
-
2025/07/01【2025年最新版】消防法改正まとめ2024年〜2025年にかけて、消...2024年〜2025年にかけて、消防法関連のルールが大きく変わったことはご存知でしょうか。特に...
-
2025/05/19飲食店を開業時に必要な消防設備とは?消防法に基づいて解説!飲食店は火気を扱う機会が多...飲食店は火気を扱う機会が多く、火災リスクが他の業種に比べて高い業態です。 そのため、法律...
-
2025/05/13【建物管理者必見】消防法12条点検をわかりやすく解説!ビルや店舗など不特定多数の...ビルや店舗など不特定多数の人が利用する建物では、安全確保のために法律で定期点検が義務付...