2025/12/04
誘導標識は全部で2種類!区分や誘導灯との違いについて
火災を始めとした災害が発生した際、建物などの中にいる人達が外へ逃げるのに重要な役割をしているのが誘導標識です。
この誘導標識には種類や区分が存在しており、似たような役割の誘導灯とは違いがあります。
今回は誘導標識の種類や区分、誘導灯との違いに関して詳しくご説明させていただきます。
-
誘導標識は全部で2種
避難口の場所または避難口の方向を示してくれる誘導標識の種類は以下の2種類になります。
● 避難口誘導標識
● 通路誘導標識
名前の通り避難口へ誘導する標識と通路へ誘導する標識の2つになりますね。
ここからは、上記の誘導標識の2種類に関して、より詳細な説明を行っていきます。
避難口誘導標識
避難口へと誘導を行う標識は避難口の上側もしくは避難口に近い場所に設置するのが基本です。
建物内のどこにでも配置していいわけではなく、消防庁長官によって決められた条件の中で最適な位置へ配置しないといけません。
基本的に小規模な路面店といった小さめな店舗内の最奥から避難口までの距離が30m以下なら、避難口誘導標識だけ配置で問題ありませんが、
例外もあるため、所轄の消防署に問い合わせて確認しておくと安心です。
通路誘導標識
避難口ではなく避難口へとつながる通路へと誘導することを目的として設置されるのが、通路誘導標識になります。
廊下・通路がある場所から誘導標識設置場所までの距離が7.5m以下になる箇所や角において床から距離が1m以下の位置に配置できます。
配置を階段・傾斜している場所に配置する際は、避難する方角を示すための位置に配置する必要があるのです。
-
蓄光式誘導標識の区分について
誘導標識は災害時にわからないといけないため、電気などがストップした場合でも発光してわかりやすくする必要があります。
そのため誘導標識は蓄光式になっている「蓄光式誘導標識」となっていることが多く、その中でも「高輝度蓄光式誘導標識」は以下の9つに区分されます。
● S200級
● S100級
● S50級
● A200級
● A100級
● A50級
● B200級
● B100級
● C200級
こちらは上にあるものほど明るく長く光ってくれる高輝度蓄光式誘導標識になっています。
-
誘導灯との違い
誘導関係の設備として誘導標識と似たような役割となる誘導灯が存在しています。
役割としては同じものとなっており、違いとしては照明器具・バッテリーといったものを内蔵しているかどうかです。
蓄光式で光るようにしている誘導標識に対して、誘導灯は照明器具・バッテリーで常に光っている分コストがかかるといったことになります。
-
誘導灯の代わりに誘導標識の設置が可能
照明器具やバッテリーが使われるため見やすい誘導灯が使われやすいのですが、条件によっては誘導灯の代わりに誘導標識の配置が可能です。
配置の条件は設備や建物の大きさ・業態により、以下の3つに分けられます。
● 小規模路面店
● 個室型遊興店
● 大型、高層防火対象物
ここからは上記の店舗ごとの配置条件に関して、事細かにご紹介していきます。
小規模路面店での設置条件
コンビニや薬局・レストランといった小規模路面店に該当する店舗の場合は、以下が誘導灯代わりに高輝度蓄光式誘導標識を配置できる条件になります。
● 建物内から直で地上に出れる出入り口がある
● どこの位置からでも避難口までの距離が30m先以下かつ見通しが良い
上記の条件を満たしていて消防庁長官が定めている位置に高輝度蓄光式誘導標識が配置できます。
個室型遊興店での設置条件
個室ビデオやネットカフェ・カラオケ店といった個室型遊興店に該当する店舗の場合は、以下が誘導灯代わりに高輝度蓄光式誘導標識を配置できる条件となります。
● 廊下または通路の床面もしくはその直近の避難が有効な場所
上記の条件を満たしている場所であれば誘導灯の代わりに高輝度蓄光式誘導標識を配置させることができます。
大型・高層防火対象物での設置条件
大規模な建築物・高層ビル・地下鉄駅舎といった大型・高層防火対象物の場合、高輝度蓄光式誘導標識の配置を行うことで、通路誘導灯の節約ができます。
消防庁長官が定めている場所に高輝度蓄光式誘導標識の配置を行えば、通路誘導灯の非常電源は20分間のもので良いとされています。
完全に高輝度蓄光式誘導標識への代替えはできませんが、非常電源を短いものにして電気代を節約することができます。
-
消防設備ワークスは適切な消防設備の施工から点検まで対応いたします!
いかがでしたか?
今回は建物内から人々が避難する際に重要となる誘導標識に関して、種類や区分・誘導灯との違いなどをご説明しました。
誘導標識は主に2種類となっており、蓄光式誘導標識には9つの区分がされています。
また誘導標識と誘導灯は同じ役割ではありますが、バッテリーなど電源供給の有無が大きな違いとなっています。
消防設備ワークスでは、設備設置の施工から検査、点検まで対応しております。
消防設備についてはお気軽にご質問、ご相談ください!
合わせて読みたい記事:
施工事例:
記事検索
NEW
-
2025/11/14非常ベルの誤作動トラブル防止と役割とは?設置基準を解説建物の消防設備の中でも「非...建物の消防設備の中でも「非常ベル(非常警報設備)」は、火災発生時に建物内へ迅速に警報を...
-
2025/07/01【2025年最新版】消防法改正まとめ2024年〜2025年にかけて、消...2024年〜2025年にかけて、消防法関連のルールが大きく変わったことはご存知でしょうか。特に...
-
2025/05/19飲食店を開業時に必要な消防設備とは?消防法に基づいて解説!飲食店は火気を扱う機会が多...飲食店は火気を扱う機会が多く、火災リスクが他の業種に比べて高い業態です。 そのため、法律...
-
2025/05/13【建物管理者必見】消防法12条点検をわかりやすく解説!ビルや店舗など不特定多数の...ビルや店舗など不特定多数の人が利用する建物では、安全確保のために法律で定期点検が義務付...